演劇で人との関わりを学んだ

今回は、“演鑑演劇部”の次回公演『三尺関係』で作・演出、そして役者をされている、東京学芸大学3年生の堀光希さんにお話を伺ってきました。
演鑑演劇部は、東京学芸大学の学生を中心に、現在約30名が所属している演劇サークルです。今年度だけでもすでに5回公演を行うなど、精力的に活動しています。

演劇にかける熱意で、全員が一つになる

堀さんが演劇を始めたのは大学生になってから。小学校から高校まではバスケットボール部に所属しており、演劇とは無縁だったといいます。

「大学で演劇をやるつもりはほとんどなかったのですが、僕の所属している学科が表現コミュニケーション専攻というとても演劇色の強い学科で、周りの友人たちから影響を受けました。それに、単純に演劇をやっている人たちに興味があったんです。自分の主張を一貫して持っている人が多いので、一見まとまりがなさそうに思えるのですが、演劇にかける熱意がすごい。だから一つの作品がちゃんとできあがるということを知って、これはおもしろいなと思い、演劇をはじめました」

そうして演劇の世界に足を踏み入れた堀さんに、舞台の魅力についても伺いました。
「つくる側としては、キャストだけでなくスタッフも含めて一つの作品に関わる全員が、同じ想いで動くところが魅力であり、大変なところでもあります」

「見る側としては、“生ものである”ところがいちばんの魅力です。感情がストレートに伝わることはもちろん、舞台というのはお客さんとキャストが互いに作用しあってできるものなので、同じものは二度とできないんです。そこがおもしろいところじゃないかと思います」

“インプロ”で身についた柔軟な対応力

続いて演劇をやっていて身についた、将来に役に立ちそうな力をお聞きしました。
堀さんは演鑑演劇部での活動以外にも、“インプロ”と呼ばれる即興演劇もされているそうです。即興の会話をしながら、相手の言葉や反応を受けて、自分がどのように出るかといった、柔軟に対応する力が身についたそうです。

数ヶ月後に迫った就職活動でも、みんなが同じリクルートスーツを着て、面接で同じようなアピールすることになりがちな中で、決まった枠組みを壊すような考え方や振る舞いも、演劇を通して身につけることができたのではないかと話してくださいました。

将来は人と関わる仕事がしたい

最後に、私たちが準備を進めている真っ最中の『就活ミュージカル!!』のテーマである、“就職活動”や“働くこと”についてお聞きしました。

「演劇にずっと携わっていたい気持ちもある一方で、実際にはそれだけで食べていくことが難しいのもわかっています」とおっしゃる堀さん。就活をすることも視野に入れているそうです。

もともと人と会ったり、話したりするのは好きだという堀さんは、人と関わったり、何かを教えたりする仕事に就きたいそうです。演鑑演劇部には、大学院に進学している先輩も多いため、進学も視野に入れていると教えてくださいました。

演劇をとおしてたくさんの人と密に関わってきた堀さんらしいお話を聞くことができました。堀さん、インタビューへのご協力ありがとうございました。

〈橋本 あかね〉

今回インタビューにご協力いただいた堀さんが作・演出兼キャストを務める公演が、12月9日(水)から13日(日)に東京学芸大学にて上演されます。ご興味のある方はぜひ足をお運びください。

◼︎ロク斜タクその3『三尺関係』 公演詳細
日時:日時:2015年12月9日(水)~13日(日)
9日(水)16:00~/20:00~
11日(金)19:00~
12日(土)14:30~/19:00~
13日(日)14:30~/19:00~
※開場は開演の30分前

会場:東京学芸大学サークル棟1階アトリエT
チケット:無料(カンパ制)
主催:演鑑演劇部
ウェブサイト:http://enkanengekibu.wix.com/sansyakukankei

RESEARCHER
SSI 橋本あかね Akane Hashimoto
SSI 橋本あかね Akane Hashimoto
慶應義塾大学文学部の1年生です。就活はまだ身近な話題ではありませんが、そんな私だからこそ聞ける、就活までまだ時間のある世代のリアルな声を集めていければと考えています。
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