就活の不安を、一つひとつ乗り越える

生まれ故郷のために、役に立ちたい

今回お話を伺ったのは、来年度に就職活動を控えている大学3年生のK・Tさんです。

K・Tさんは北海道から大学進学のために上京。中高ではサッカーと剣道、大学では演劇やフライングディスクといったサークルに所属する、幅広い趣味を持っている方です。そんなK・Tさんに就職はどうするのかを尋ねたところ、「就職は地元の企業で働こうと思っています」とおっしゃいました。

K・Tさんが上京した当時は、都内で就職を希望していて地元に帰るつもりは全くなかったそうです。しかし、大学生活を送っていくうちに心に変化が起きました。「地元には東京ほど楽しいことはありません。でも、『何もないことがこんなに素晴らしいものなのか』と気づきました。これが私の故郷だ。この故郷のために、私でも役に立てることがあるなら力になりたい。そう考えるようになって就職は地元でしようと決めました」

地方出身者にとって、生まれ故郷はいちばん自分の心が休まるところ。地元の話をするK・Tさんの表情はとても穏やかでした。

社会人に近づいた、地元企業のインターン

「地元で就職すると決めたものの、恥ずかしながら地元のことをよく分かっていません」「産業面や行政面から見て、どんなものが栄えているのか。まずは地元を知ることから始めなくてはいけないと思い、地元企業のインターンに参加しようと思いました」

この夏、8月末から9月中旬まで、K・Tさんはインターンに参加しました。

「インターンを通して、 学生から社会人に大きく近づくことができ、将来の具体的なイメージができました。私がお世話になった企業の人は、私をインターンに来た学生ではなく、新卒の社員として甘やかすことなく扱ってくれました。スケジュールは毎日ハードで大変だったけど、とても充実した毎日を送ることができました」

就職活動のことを考えると不安は絶えない

「あと数ヵ月後には、私たちの就職活動が始まります。今は不安が絶えません。どういう仕事で地元に貢献できるのか、自分なりの答えは見つかるのだろうか。自分の志望する企業に入れるか。たとえ就職できてもその環境に溶け込むことができるだろうか。就職活動のことを考えても、わからないことばかりです」

現在の思いを率直に語るK・Tさん。しかし先を見つめて、こんな思いを伝えてくださいました。
「でも、不安だから人は努力できるのだと思います。不安という壁に努力という階段をかけて、一段ずつしっかり踏みしめながら上り、乗り越えていく。そのとき培った努力は将来の私に大きな余裕を与えてくれると信じています」

故郷の役に立つために、目の前の不安を努力して乗り越えようとするK・Tさんのリサーチでした。
K・Tさん、ご協力ありがとうございました。

RESEARCHER
SSI 上田 祥一朗  Shoichiro Ueda
SSI 上田 祥一朗  Shoichiro Ueda
明治大学商学部の3年生です。就活を控えるこの年にいろいろな人に出会い、就活の話をお聞きしています。この経験をフル活用して、僕らしい方法で就活を辛いものではなく楽しいものにできたらと思っています。楽しんだもん勝ち、これをモットーに、調査も就活もSSIのミュージカルも楽しみたいです。
フキダシ
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