自分の好きなものを信じる

 

今回インタビューさせていただいたのは、“劇潜サブマリン”という劇団に所属する千葉さん、須藤さん、中村さんの 3 名です。

“劇潜サブマリン”は、千葉さんたちが大阪芸術大学の演劇サークルの仲間と立ち上げた劇団で、昨年の6月頃から東京を拠点に活動しています。団員は6名で、千葉さんが脚本・演出を担当しています。

みんな千葉さんの作品が好き

“劇潜サブマリン”についてお話を聞くなかで印象的だったのは、3名に共通点があることでした。
それは「全員千葉さんの作品が好き」ということです。
千葉さんは「『自分の書く作品は2兆パーセントおもしろい』という自負を持って脚本を書き、演出しています。『どうしたらこの作品をおもしろいものにできるか?』を常に考えているため、演出として、役者のメンバーには常にハイレベルな要求をしています」とおっしゃいました。

須藤さんは「彼(千葉さん)の作品をもっと世間に知ってもらいたいですね。彼の作品が好きなので、2兆パーセントおもしろいと思えなかったら、2兆パーセントに達するための指摘をどんどんします」と語ってくださいました。
中村さんは「千葉さんから指示されれば、役作りのために何でもします。今まで演出の意図にばっちりはまったと感じたことはないので、主演を務める次の舞台(3月31日公演開始)ではそれを出したいと思います」とおっしゃいました。

千葉さんの書く脚本は、一般的によく知られているモチーフ(これを千葉さんは「食べたことのある味」と表現されていました)のなかに政治的なテーマを盛り込んだ内容が多いそうで、例えば百貨店のきらびやかな世界に日米関係のような重いテーマを持ち込むなどの手法をよくとるそうです。

そういった創意工夫のお話に千葉さんのこだわりや熱意を感じ、2兆パーセントのおもしろさを目指していらっしゃる姿が自然と感じられました。 だからこそ、他の団員の方々も千葉さんの作品を愛し、「世間一般に広く知ってもらいたい」という強い気持ちを抱き、その舞台に全力を尽くすことができるのだなと思いました。

役者から見た就活

そんな千葉さんたちに、現代の就活について思うところを聞いてみました。
千葉さんは「舞台に立つためにはオーディションに合格することが必要です。僕たちは就活でいうエントリーシートに似たオーディションシートを提出するのですが、経歴(どのような舞台に参加してきたかなど)はほとんど見られません。経歴よりも技術重視なんです。でも就活のエントリーシートは経歴(学歴)を重視されるところが多く、ちょっともったいないと思います」と言っておられました。

須藤さんは「就活は総合力。調べる力や書く力、喋る力など自分の総合的な力を競うものだと思います。それに対して舞台は一点(一瞬)に集中することだと思います。就活は多様な力が求められたので、大変だと思います。自分にはできないような気がしますね」とおっしゃいました。

「一点に集中して力を発揮する演劇と、多様な力を発揮する就活」。
舞台というフィールドをまったく知らない自分にはそのような捉え方がとても新鮮でした。
「役者として生きるよりサラリーマンとして生きる方が簡単だ」と考えていた自分は、千葉さんたちの言葉に驚きました。

好きなものが違えば、大変なことやがんばれることも違うのでしょう。
「千葉さんの作品が好きだから、それを世間に知ってもらいたいと力を出せる」という須藤さんや中村さんのお話を聞いて、進路を決める際、世間で言われる「大変だ」「楽だ」などに目を向けず、自分の好きなものを信じてみることも大切なのではないかと感じたインタビューでした。

劇潜サブマリンのみなさん、ありがとうございました。
そんな劇潜サブマリンのみなさんの作品が、3月31日から下北沢にて上演されます。

○劇潜サブマリン下北沢上陸作戦『 きぐるい♡ドワーフ 』公演詳細
・日時: 2016 年 3 月 31 日(木) 18:30 ~
2016 年 4 月 1 日(金) 18:30 ~
2016 年 4 月 2 日(土) 14:00 ~ /18:30 ~
2016 年 4 月 3 日(日) 14:00 ~
※開演 45 分前受付開始、開演 30 分前開場
・会場:下北沢小劇場「楽園」 http://www.honda-geki.com/rakuen.html
・料金:
一般 3000 円
学生 2500 円 ( 要学生証 )
グループ割 (3 人以上 )
一般 2800 円 / 学生 2300 円 ( 要学生証 )
リピーター割 ( 要半券 ) 一律 1500 円
ラジオ割 ( 要キーワード、すべての割引と併用可 ) 200円引
※全席自由席
・チケット予約: https://www.quartet-online.net/ticket/sxdxy2k
・問い合わせ先: gekisensubmarine@gmail.com
・公式ブログ: http://ameblo.jp/sub-mari-ne-h/ ・Twitter:@sub_mari_ne

RESEARCHER
SSI 藤井 健史 Takeshi Fujii
SSI 藤井 健史 Takeshi Fujii
2013年に明治大学を卒業し、現在は自分の道を模索しています。卒業後、食品の会社に入社しましたが、自分に合わないと感じ 1年で退職しました。 そんな「会社とのミスマッチ」を経験する人がひとりでも少なくなるように、調査に励んでいきたいと思います。
フキダシ
就職リサーチにご協力いただける方を募集しています。
みなさんの就職体験談などもお寄せください。
Research フォーム