入社後、最初に配属された人事部で感じたこと

学生側も採用側も相互に歩み寄りをすることが大切

今日は、ネット広告の会社の人事部で働いているMさんにお話を聞きました。
Mさんは今年の3月に大学を卒業し、最初に配属されたのが人事部だったそうです。

採用に携わる仕事をしていて、感じていることを率直に話してもらいました。

「自分は学生の新卒採用に携わっていますが、正直学生のことをしっかり見れているとは言えないんですよね。採用人数だとか、目に見えてわかりやすい部署としての結果にコミットしている部分が大きいです。もちろん、そこにコミットする上では、学生のことをしっかりと見なければいけないんです」

選考では、どんな観点で学生を見ているのか聞くと、
「人事部は、採用の決定をする権限はなく、学生を厳選して役員に提案するだけなんですよね。なので、役員がいかに採用しやすい人を選んで提案できるかが僕たちの仕事。採用しやすい人は、明るい人とか就活でいかにも目立つようなタイプの人なので、そういう人を選んでしまうんです。そうではない学生でも仕事で活躍してくれそうな人はたくさんいるのに、そこの部分を見ていないんです」
と、採用現場の実態を教えてくれました。

ただ、最近はそういう観点で学生を見て採用しても、すぐに辞めてしまったり意外と仕事ができない人が多かったりするので、客観的に細かくデータを分析して学生を見ていこうという流れになっているそうです。

Mさん的には、「主観で見るよりはそのように客観的に見る方がよいとは思うが、実際どうなのかはわからない」と言っていました。

「就活」と「実際に働くこと」にギャップがあることを認識しているだけでも全然違うと思う

就活で接する学生について思うことを聞いてみると、
「就活をお祭りのように楽しんでいる学生も多いが、企業で働いてみると学生のときとは働くことに対するイメージが全然違うことがわかります。働いてみないとわからないことがたくさんあるので、そのギャップがあるのは仕方がないと思うんですよ。ただ、そのギャップがあることを認識しているだけでも、全然違うと思うので、そのギャップを伝えられるようにしたいですね。学生側も採用側も相互に歩み寄りをすることが大切なのかなと思います」
と、就活のミスマッチについてのMさんなりの考察を話してくれました。

学生という立場から、採用側へうつったばかりのMさんだからこその声を聞くことができました。

Mさん、ご協力ありがとうございました。
〈河野 宏基〉

RESEARCHER
SSI 河野 宏基 Hiroki Kono
SSI 河野 宏基 Hiroki Kono
2014年に明治大学を卒業し、現在は学校教育に関わる会社で働いています。学生の時は“自分はどのように働くべきか?”と、見つけられそうでなかなか見つけられない答えを探し続けていました。
僕は、社会や企業に対してなぜか疑問に感じてしまう「これって何だろう?」というのを少しでも解消できるよう、入念な調査活動をどんどんしていきます!!
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